*はにーばにー*

日常や好きな事を書いています。主に乙女ゲームの感想。ネタバレON・OFF仕様ありです

【戦場の円舞曲(戦ワル)】ニケ 感想

ニケ(小野賢章)

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……大丈夫。僕は苛められてもいないし、落ち込んでもいないよ
戦場の円舞曲 - PS Vita

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    • 出版社/メーカー: アイディアファクトリー
    • 発売日: 2014/11/20
    • メディア: PS Vita
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©2014 IDEA FACTORY ©TEZUKA PRODUCTIONS

※2015/07/14に投稿したものを纏めました

 

5人目はニケです。

順番に出来なかったなーと、前の記事で言っていましたけど、これで良かったのかもしれない。

一言では言い表せないぐらいのキャラクターでした。

個人的に見た目でニケが好きだったので、まさか制限キャラだとは知らず一番初めに攻略しようと思っていたんですね。でも、まぁ無理だったわけなんですけども。

制限があるって事は、秘密があるって事ですもんね。

期待していました。

ニケの前にやったティファレトが本当に良かったので、制限キャラは期待できるのかな?と思いつつのプレイでした。

 

ニケはニルヴァーナでは落ちこぼれの部類に入っていて、剣の腕は全くダメ。剣の才能が全くないので、衛生班というどちらかというと戦うよりも救護する方の役目を与えられていました。

でも、ニルヴァーナ自体は戦で戦える戦士を育てる学校なので、ニケの存在は特別の様でした。

そのせいもあって、他の生徒からバカにされる事もしばしば。

でも、そんな批判的な言葉を浴びても物怖じないでいる姿は印象的で、気弱だけど芯がしっかりしていて本当に良く出来た人間!という印象をもちました。

 

ランは村ではお父さんに剣を教わっていたのでそれなりに剣を扱う事が出来ていたけども、ニルヴァーナはみんなが戦う事に特化している生徒ばかりで、他の生徒の様に上手く戦う事が出来ず、ニケと同じ衛生班で過ごす事が多かった。

お互いダメなモノ同士一緒に頑張ろうと、ランはニケを引っ張っていくんですね。

このままじゃダメだと。

そこからニケとの交流が始まっていくわけなんですけども、ニケにはそんなランの姿や普段あまり経験できていなかった友人同士の交流など、新鮮で全く違う世界だったんですね。

パンに興味を持ったシーンなんかは、可愛い!と思ったのと同時に、本当にそういう経験なかったんだな…と、可哀想に感じてしまいました。

 

教官の暗殺者を目撃してしまった場面。

その暗殺者がニケに似ていた事で、ニケがこんなことするはずがない。ニケじゃなければいい!と、思い悩むんだけども、自分の父親の殺され方と同じだったという情報も知る事になって、ますます気持ちが不安定になってしまう。

でも、ニケは知らない素振りも印象的で、ランに問われた時もっと動揺する表情するのかと思っていたけど…そうでもない。

本当に知らない&初めて知った様な素振りで「もしランのお父さんを殺した相手がわかったら自分が殺してあげる」と言うようなセリフも言うんですよね。

それがニケに不釣合いな言葉な気がして「殺してあげる」なんて、ニケに合わないし、しかも弱いニケに殺せるはずないのに…。

セリフとニケのギャップが凄くて違和感。

この人は何か大きなものを…隠しているんだな思ってしまいました。

 

ヴィルヘルムと衝突するシーンも、そうかな…と思います。

あんなに感情的にものをいうニケって今まで見たことがなかったです。

確かにヴィルヘルムの言っている事は、突拍子もない事だったけど、いつものニケの調子で喋るんだろうなーと思っていたので。

ギードの昔の行いを「仕事だったんだ…」と、説明するニケも、何かニケも何かを背負っていて、悩んでいるんだと思わずにはいられなかったです。

 

ニケルートの後半は泣きっぱなしでした。

鼻水も止まらないし、もう大変だった。

人形の様に与えられた任務をこなす事しかしてこなかったニケに、今まで感じた事のない感情をくれたランは特別で心から大好きな人になっていた。

自分のしてきた事を考えると、ランにこんな感情持ってはいけないってわかっているのに、本当に好きだからどうにかロムアから守りたかった。泣きながらぽつぽつと真実を伝えるニケの姿に、呼吸が苦しくなりました。

 

幼いころから暗殺者を育てる施設に居た事。

蛇にかまれても平気なのは、そこで毒になれるための訓練をしていたから。

治ったキズにずっと包帯を巻いていたのは、それがランが手当してくれたものだったから。施設では、病気になっても手当してくれる人も看病してくれる人も誰もいなかったし、誰も人間扱いしてくれない。

自分がランの父親を殺した事。

それでもランを愛してしまった事。

最後には、以前言っていた

「ランの父親を殺した相手がみつかったら自分が殺してあげる」という言葉を実行してしまいました。

事実を告白する場面でもう息苦しいほど涙が流れてきたのに、最後にこんな…。

イッタイ私はいつまで泣けばいいの?そのぐらいダラダラ流れていたのに…

 

ヴィルヘルム出てきた

私の感動、引っ込む。

いやいや、そうだろうなーとは思っていたけども、まさかそうなるとは。

でも、ニケとヴィルヘルムって他のキャラクターではなかったかも!と思う会話をしていますよね。

しかも、ヴィルヘルムが言葉を返せなくなるぐらいの。

戦いを好むヴィルヘルムが心動かされるぐらいの言葉を浴びせたニケを、どうにかしたいと思ってくれたのかな…。と個人的に解釈しています。

今まで、消滅するにしても何の義理があって消滅するのかよくわからなかったルートが多かったので、ニケを助ける為に力を使った(しかもちゃんと以前にやり取りアリ!)な流れが良かったと思います。

 

……うん。

良かったんだけど、やっぱりなー

ああ、なんか気持ちが落ち着かなくてすみません。

本当にこの場面で涙が引っ込んだんで。

そして、鼻水シュン!!ってやりに行きましたもん。いったん休憩ですよ。

どうしても、都合の良い魔剣になっちゃってるんですよね。

 

でも、ニケルートとても良かったです。

お父さんを殺した相手と、恋人同士になってどこか旅に出てしまう…っていう状況を、ランのお母さんがどう思うのかがめちゃくちゃ不安ですけど(精神が…)

ニケには、ランと一緒にパン屋さんしながら今まで経験出来なかった普通の日常を

過ごしてほしいなと思いました。

もう本当に泣いた!

他ののキャラクターのルートの話もこのぐらい気合い入れて欲しかった…。

 

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