ゆのはなSpRING!
ゆのはなSpRING!~Mellow Times~
ゆのはなSpRING! ~Mellow Times~ for Nintendo Switch
- 出版社/メーカー: オトメイト
- 発売日: 2019/02/28
- メディア: Nintendo Switch
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©2019 IDEA FACTORY/DESIGN FACTORY
キャラクター
片桐 金太郎(KENN)
佐伯 宏太(石田彰)
葛城 直昌(杉山紀彰)
泉 高平(木村良平)
香賀 梅ノ介(津田健次郎)
ストーリー
時は平成、所は金沢。
梅の花咲く3月のこと。
温泉旅館『福寿楼』の一人娘である主人公「ゆのは」は、都会に憧れ、 親の反対を押し切って実家を出るも、母が倒れたという報せで呼び戻される。
帰ってみると、小さいながらも繁盛していたはずの 『福寿楼』は閑古鳥が鳴いていた。 なんでも新しく出来たリゾート旅館『清峰閣』の 人気に押されてお客様が激減中だとか。
「うちにはうちの良さがあるのに……!」
かくして彼女は臨時若女将として 『福寿楼』を守る決意を固めたのであった。
個性的な従業員に、なにやらワケありのお客様。 女将稼業に恋愛に大忙しな彼女の日々は、 はちゃめちゃだけど胸きゅん満載!?
はてさて彼女の未来やいかに――?
引用 https://www.otomate.jp/triangle/lyla/story/vol3.php
オープニング
PS Vita「ゆのはなSpRING!」 オープニングムービー
Ready Go!!(PlayStation(R)Vita用ソフト『ゆのはなSpRING!』オープニングテーマ)
- アーティスト:片桐金太郎(KENN)
- 発売日: 2015/09/30
- メディア: CD
評価
総評 ★★★★☆4
シナリオ ★★★☆☆3
システム ★★★★★5
登場人物 ★★★★☆4
糖度 ★★★☆☆3
音楽 ★★★☆☆3
イラスト ★★★★★5
「ゆのはなSpRING!」のみの評価です
シナリオ
BADエンドがないとウワサで聞いていましたが、事前情報通りほのぼのしていて心癒されました。プレイ時間15時間前後と少し短いのかな?とも感じましたが、なかなか時間が取れない人にもプレイしやすいゲームだと思います。私自身お手軽に乙女ゲームを楽しめたのでとっても良かった!
テンポもよく恋愛面もうまく組み込まれていました。
システム
EDがキャラクター毎2つ用意されているのですが、チャプター選択でEDの回収がしやすくストレスフリーでした。
登場人物
どのキャラクターも恋愛していて楽しかったし、サブキャラも魅力的な人達ばかりでした。旅館に泊まりに来るお客様に個人的にカワイイなーって思う子がいて周回プレイしながらその子が出てくるとニヤニヤしてた。
糖度
恋愛過程が丁寧に描かれていて、ドキドキするシーンや、切ないシーンもあり丁度良かった。
少女漫画的な糖度でした。
音楽
タイトル画面の音楽が、プレイ中でなくても頭の中で流れるぐらいに印象的でした。
イラスト
RiRiさんの描くスチルがとっても綺麗です。どのスチルも色見も綺麗。
ゆのはちゃんの着物姿が所々出てくるんですが、季節によって着物の柄も違うんですよね。髪型も可愛いし、こういうコーデ考えられるのって本当に素敵!
全体的に和と洋が合わさっていてセリフの吹き出しにもレースが施されていたりと、可愛いもの好きな女の子だったら大好物な雰囲気です。
おすすめ攻略順番
個人的好きなキャラクター
最初の登場から宏太くんが良いなぁって思ってたんですけど、ゲームプレイ終わってからも宏太くん一番でした。
金ちゃんも気になったんですけどね…
直くんは第一印象との違いにキュンとしちゃった。
キャラクターレビュー
ネタバレON・OFF仕様あり
片桐 金太郎
ゆのはの幼馴染。愛称は「金ちゃん」福寿楼では番頭の見習いとして住み込みで働いている。幼馴染で恋愛対象キャラっていう設定大好物です。好きなんだよね~こういう小さい頃から知ってる人と恋愛するの。
2年間2人は離れていたけれど、女将のピンチ&福寿楼のピンチで、ゆのはちゃんが金沢へっ戻ってくる。
金ちゃんのルートをプレイする事によって昔の(学生時代など)の2人の様子を垣間見れる事ができました。 学生スチルもあったんだけど、制服姿が新鮮過ぎて良いなぁって感じた。
昔からの知り合いだし、ゆのはちゃんも福寿楼でお手伝いしてた事もあってか、二人の仕事中のやりとりが長年連れ添った夫婦みたいで、
「アレ。」とか「それ。」とか そんな言葉で分かり合えるのが面白かった。周りからもこの2人早くデキればいいのに…と思われるという…。
私もそう思っていますから~!
ゆのはちゃんにとって、金太郎は幼い頃の印象が強かったけど、一緒に働いていく過程で物凄く頼りになったり、見た目も成長していたりで徐々にドキドキしていく様子がきゅんでした。 ただの幼馴染だったのに、意識していっちゃうの良いよね~大好きだ!
金太郎は金太郎で、口ではあーだこーだ言ってるけど、もうずーっと前からゆのはちゃんの事を女の子として意識している様でした。
学生時代、ゆのはちゃんが東京へ行ってしまうって知った後、心の中では複雑だけどゆのはちゃんの夢を応援する姿は切なかったよ…。だって東京行ったら会えなくなっちゃうんだもんね…。でも、好きな子を応援するんだよ!!
本当に凄いよ…。でも、辛い…。
ゆのはちゃんのお母さんが(女将)倒れたっていうのは嘘だった。
そして金太郎も知ってたっていう事実を知ったあとの清峰閣へ行く流れは、何故そこへ!!?と突っ込みたくなった。だって~泉さんに誘われたからってわざわざ行かなくても…もっと一人で考えられる場所あったでしょ(笑)
そして、福寿楼の男子+フクでゆのはちゃんを奪還! みんなで協力して二人の恋愛を応援している感じが出ててアツかった!!
幼馴染。好き合ってるのに無自覚。王道の恋愛を楽しみました。 うーんでも、もっとドキドキしたかったな~
佐伯 宏太
福寿楼の二番板前。料理に明るく日々研究を重ねるが、その情熱が時折暴走する。元々第一印象で良いなぁって思ってたキャラクターだったし、一番最初にプレイしたので楽しんでお話に入り込む事が出来ました。
最初はメニューに長ーいよくわからないタイトルを名付けるので、ん??どうした?って思ってた部分もあったんですが、料理に対する愛情が人一倍強くてこんなに若いのにお客様に納得してもらえる、ココロ惹かれる様な料理を作るので、努力もあるけど元々センスがあるんだろうなぁと感じた。
宏太は料理。ゆのはは服のデザイン。
お互いの夢を応援しあって、ジャンルは違うけど意見交換し合うのは、ああこういうの良いなぁって素直に感じた。
宏太は自分の料理をお客様の立場になってお客様一人一人に合わせたものを作っているのに対し、ゆのはは自分の好きなデザインを取り入れつつも着てくれる人の事を考えたデザインを考える様になって、2人とも今までとは違ってどんどん成長しはじめていくんだよね。2人での意見交換会は意味のあるものだったんだって、話を進めながらも実感した。お互い夢に向かって高めあっている同志。そんな2人の友情みたいなものを垣間見る事が出来た様な気がする。
これが恋愛に発展するのが、とても好き!!
気付き始めちゃった矢先のすれ違いのシーンは良かった!すれちがい大好きなんだよね…!
EDは2つあるけれど、どちらかというとED2の方が2人とも東京で過ごす理由があるからしっくりきたなー。同棲中料理人にご飯作るのもほんわかした。宏太くん優しいよね。
宏太くんのシナリオめちゃくちゃきゅんきゅんしたよ~
葛城 直昌
福寿楼の部屋係見習い。ドジながらも頑張り屋だが、その一方で腹黒い一面も見せる。おっとりしてて天然だと思っていたけど、実は御曹司!
なので一般常識を知らない事も納得です。
どさくさにまぎれて、ゆのはに甘えてくるところもあざとくて結構好きかも。
眼鏡なしver.もいつもと違った印象で良いね。眼鏡とると少しチャラくみえるところも私的にはポイントUPでした。
直昌のシナリオは、そこまで良い感じになってないのに付き合うとは思わなかった…。ゆのはに好きになってもらいたいからお試しみたいな感じだったんだろうけど、直昌の「好きになってもらいたい」っていう努力を評価したい!なんかそういう始まりも良いよね~
デザイン応募の件は、そこまでわからない人じゃないと思ってたけど、本当に??本当にそんな事もわからなかったのか。結構衝撃過ぎてやはり価値観の違いは埋められないのか…と。
ゆのはちゃんによく見られたい。カッコいい自分を見せたい。喜んでほしい。って思っての行動だったとはいえこれはさすがに…。
今回は宏太がすれ違いシナリオの相手になるのかな?やだよ~宏太くんいるのにイチャイチャはいやだ。私そちらへ行きたくてしかたなくなってしまったけど踏ん張った(笑)
色々衝撃的な行動もあって腹黒キャラだったけど、ちゃんと好きをアピールしてくれるところは評価したいな。
泉 高平
福寿楼のライバル旅館「清峰閣」の従業員だが、福寿楼へ頻繁に出入りしている。公式サイトなどの前情報を何もみてなかったので、高平さんを始める前まで謎な人物として認識してました。清峰閣で働いてるっていう事は知ってたけど…何かにつけて現れるのでちょっと邪魔だなーと思っていた。ごめんなさい!
ゆのはちゃんが福寿楼で若女将として働き始めてから、本当に色々なお客様が来て、そのお客様に対するおもてなしや、トラブルを解決するために奮闘するんだけど、高平さんって些細な事でも旅館を営む事についての経営的なアドバイスをさらーっとしてくるので、これは絶対ただの従業員ではないんだろうな…という予想はつきました。
ああしたいこうしたいと、希望や願望だけじゃどうにも出来ない事ってあるもんね。福寿楼はそこらへんの管理が出来る人っていないからゆのはちゃんも目から鱗だったと思う。
それにしても、若女将や宏太くん、直くんは仕方ないけど他のキャラが高平さん事知らなかったらまずくない??ライバル旅館なのにー!
市場の人も知ってましたが…。って事は彼は清峰閣のオーナーだってウワサする人もいるでしょう。
恋愛に発展していく段階でライバル旅館のオーナーだっていう事を知り、福寿楼へ現れてたのも偵察&買収目的だった事を知りました。
本当だったら福寿楼へ顔出し辛いだろうに…。
いつでも前向きで本心を見せない。何があってもめげた姿を見せない高平さんには好感もてるけど、でも今まで生きてきた中で相当色々な人から言われてた様で、それでうまくかわしていく術を身につけたんだよね。
でも、ゆのはちゃんに「顔もみたくない!!」って言われたらもう少し打ちひしがれてほしかったな~
そういうのもみたかったかな。
香賀 梅ノ介
「福寿楼に新しいお客様がやってきました」※片桐金太郎をクリアする事で出現する隠しキャラ
福寿楼の常連客。数年前まではたびたび利用していたが、しばらくの間利用していなかった。
梅さん出てきた。今まで影も形もなかったんですけど…!ビックリ!!
そうか新しいお客様として隠しキャラが出てくるんですね。
ゆのはと金太郎が中学生の頃、よく夫婦で福寿楼に泊まりにきていたお客様。
え?夫婦??絶対思っちゃいますよね?結婚してるの?と。
どうやら2年前に奥さんに浮気をされ離婚との事でした。でも、凄いよね!乙女ゲームで既婚者が攻略対象にいるなんて早々ないと思う。離婚してるから既婚者じゃないけど、それでも珍しいよ。
そんな梅ノ介が数年ぶりに泊まりにきたところから話が進んできます。
小さい頃よくしてくれた梅さんとの再会で、懐かしさを覚えつつも会話を重ねるにつれて徐々に梅さんの事を意識しはじめるゆのは。
梅さんの方も、小さい頃のイメージは残しつつも大人として成長していたゆのはをみて、徐々に好意を寄せていくんですよね。しかも若女将としても成長していってる。
梅さんにまだ子供だと思われてるって思い込んで大人の真似っこみたいに振舞ったり、トレードマークのふりふりエプロンをやめて大人っぽい恰好をしたりと奮闘するのは逆にカワイイかったな~
金太郎がヤキモチやいたり、告白されたり…こういうやり取りも楽しかった!金太郎は辛かったと思うけども…。
梅さんは、金太郎とゆのはの関係を勘違いしたり、自分なんか…って思ってしまったり…歳を重ねても恋愛って不安は消えないよね。しかも、自分は1度失敗してるから…。そのすれ違いがせつなくてドキドキしました。
大人の男で魅力的だったけど、カワイイ所もあってギャップが良いなと思ったキャラクターでした。ゲームかなり上手な事にはびっくり。イッタイどういう20代を過ごしてたんだろー?気になっちゃうな。
ED後では経理担当になるんだよね!こういう人福寿楼に居なかったから福寿楼も安泰かな!(居なかったのが不思議だ)
感想
ほのぼのしててプレイしやすかったです。ストーリーも短めだし私のは丁度良かったかなと思います。
大変な理由があったので、いきなり旅館をまかされる事になってしまったのは仕方ないけども、いきなり初心者的な若い女がきてこんなに従業員の人は優しいなんて驚きました。「認められない!」っていう人や、いじわるされたりするんでしょ?とか思ってたけどそんな事なくて、みんな好意的だった。
正真正銘ほのぼのゲームでした。
度を越えてない?っていうおもてなしも、ゆのはちゃんの一存で決行していくのにはびっくりしたな…普通じゃあまり考えられない…。
でもとっても楽しめました。さらっとできるからストレスもないし、攻略キャラクター色々な性格の子いるけど、わりと万人うけするんじゃないかな?っていう人たちばかりで、そこも含めて初心者におススメなゲームだと感じました。
ゆのはちゃんも可愛いのよ…性格も見た目もね。この作品全体的に言える事だけど、パステル調のイラストが本当に可愛いので目でも楽しめます。
にこにこしながらゲームを楽しめるとっても貴重なゲームでした。Cherishing Timeも近いうちにプレイしたいなーって思ってます。