*はにーばにー*

日常や好きな事を書いています。主に乙女ゲームの感想。ネタバレON・OFF仕様ありです

蛇香のライラ ~Allure of MUSK~ 第二夜 アジアン・ナイト 感想

蛇香のライラ ~Allure of MUSK~ 第二夜 アジアン・ナイト

蛇香のライラ ~Allure of MUSK~ 第二夜 アジアン・ナイト

蛇香のライラ ~Allure of MUSK~ 第二夜 アジアン・ナイト

    • 出版社/メーカー: オトメイト
    • 発売日: 2019/01/25
    • メディア: DVD-ROM
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©2017 IDEA FACTORY / Frontier Works

キャラクター

ヴィンス・ルーガン(谷山紀章)

ロラン・クライデル(立花慎之介)

鱗皇驪(興津和幸)

鱗希驪(佐藤拓也)

ライザール・シャナーサ(森川智之)

ジェミル(村瀬歩)

ストーリー

第二夜 アジアン・ナイト

鱗帝国の皇太子――“鱗 皇驪”
鱗帝国の太子――“鱗 希驪”

広大な領土を有する鱗帝国の跡継ぎの二人は、腹違いの兄弟だった。
皇太子・皇驪は穏やかで人徳が厚く、その弟・希驪は誰とでも親しくなれる気安さがあった。
二人は皇太子の妃候補と共に、『世界次世代指導者会議』へ出席すべくシャナーサ王国へやってくる。

――会議開始前日の昼。
たまたま訪れたシャナーサ王国の市場で、
皇驪は愛読書『白蛇伝』の主人公”白娘子”を象ったかのような女性と出会ってしまう。

「そなたは、白娘子! ようやく会えた。私の運命の人――」
――その日の夜。

運命的な出会いにより骨抜きになってしまった兄が
会議で失態を犯すのではと心配した弟・希驪は、単身『白娘子』を探しに行く。
たどり着いたのは、《ショーサロン・カマル》
店主に声をかけられ、あれよあれよのうちに“舞妖妃”に依頼をすることに。

「……こう兄のことを誘惑して、その後手酷くフッてやってよ。
あの『白娘子』信者に、現実を見せてやりたいんだ。
純愛なんてこの世にはないんだっていう現実を、ね」
女の愛し方が奇異なターゲットと、女の愛し方が軽薄なクライアントとのアジアン・トライアングル

寵愛の遊戯に耽けるのは誰か――

引用 https://www.otomate.jp/triangle/lyla/story/vol2.php

プレイ前

プレイ前に…

一夜はプレイ済みなので(感想はUPしてません)早く2をプレイしなくては~と思っていた矢先にSwitch版が発売決定してしまったので、早く早く!!と頑張って今になりました。

1凄く良かったし、2の攻略対象キャラクター達も少し出てきていて気になってはいたので早くプレイしたい。

皇驪の少し変わった感じがとても気になるんですけども…

もちろん希驪がどんな感じで主人公に好意を寄せていくのかも楽しみです!

プレイ前気になるキャラクター

二夜のみで、2人しかいないのでどうしよう…。

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兄、弟の順番にしてみました。

やっぱり一夜の印象が強烈だったので、皇驪を1番目にしてみました。

はたして順位は変わるのか…!?(笑)

 

プレイ後

プレイ後気になるキャラクター

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逆転してしまいました!

興津さんのお声大好きだし、私中性的なキャラクター好きなので絶対皇驪だろうなぁって思ってたんですけども、ギャップ萌えしてしまった。

希驪は、チャラくて女の子大好き!みたいなイメージしてるのに、懐いてくるワンコみたいなキャラクターで、しかも好きな子が違う人を落とす為に頑張っている姿に可哀想になってしまって…。

色々ほっとけない人でした。

おすすめ攻略順番

どちらからでも可

 2人しか居ませんし、好きかも?というキャラクターからはじめると良いと思います。

レビュー

一夜も楽しかったけど、二夜も良かった!

2人とも第一印象違ったキャラクターで、そういうギャップも楽しめました。

 

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皇驪のほほんとしたちょっと変わった天然さんだと思っていたけども、物事を見極められる聡明な人でした。

たまーに何をしだすかわからない事もあるけれどね。

希驪は、女の子大好物のチャラチャラしたキャラクターだと思っていたけども、純粋で優しいほっとけない人でした。

この人何があっても必ず立ち直るのが凄いと思った。

 

恋愛面も、最初はタトゥーの力を借りている部分もあったけども、シリーンに想いを寄せるキッカケが二人にそれぞれ存在していたと思うので、丁寧に描かれていたと思います。

鱗帝国でのお話では、2人それぞれ問題を解決しなければいけないんだけど、2人のどちらにも皇后様が関わっていたので、おまえーー!と思ってしまった…。

ただただ皇帝を心から愛しているが故の行動だったんですよね…。

それにしても、お前ー!!

本当に愛って怖い…。

こんな環境なのに、二人とも出来た息子達でそれが本当に救いでした。

変に捻くれたりしていないしね。そして2人とも仲がよい!

2重スパイルートでも思いましたけど、2人で日替わりとか面白すぎるから!!(笑)

そしてシリーンがどちらを選んでも恨まないといいう兄弟愛に感動しました(笑)

鱗皇驪

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申し訳ないですが、私は誰とも婚姻を結ぶことが出来ません。 私には白娘子という心に決めた人がいますから

ちょっと変わった天然さんだと思っていたけれど違った!

プレイ後と印象が変わりました。

 

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皇驪は鱗帝国の皇太子。

このゲームでの攻略対象キャラクターの希驪は姉弟で、皇驪の方が兄ですね。

白蛇伝というお話が大好きで、その中に出てくる登場人物の白娘子を愛しており、白娘子大好き!あなたしか見えない!!な状態なキャラクターで、最初はぶっ飛び過ぎた設定にどうしようかと思いましたが、シナリオを進めていくにつれて少しずつ印象はかわっていきました。

シャナーサ王国の市場で、たまたまシリーンと出会った事からお話が始まっていくんですが、シリーンを白娘子だと思い込んでいきなり想いを寄せられてしまうんですよね。

そもそも白娘子じゃないし、2次元じゃなく3次元だし…とシリーンも戸惑ったと思います。

そんないつまでも夢をみている兄に、現実を見せてほしい。と、依頼を受けるのが第二夜でした。

とっても純粋そうな皇驪なので、とことん惚れさせて最後バッサリ振る…なんてチョット酷い…って思ってしまったんですけども、そんな思い覆すぐらいに皇驪の方が一枚上手で本当に楽しかった。

もう、シリーンの誘惑が全然効かないんですよ。

あとちょっとだ!って所まで行くんだけども、部屋を離れていってしまったり話を逸らされたり…。

1夜もプレイ済みで威力もわかってますし、希驪が試しに誘惑された際は効果抜群だったんですけど、本当にタトゥーが効かないキャラクターっているんですね。

なんかね…我慢している…っていう感じもあまりしないので、男性として大丈夫なのか?と、途中心配になってしまう程でした。

 

あと、桃ね。

何故桃!!?桃プレイがどこから思いついたのか、どうしてそうなったのか、意味が分からないけどエロくてとても面白かったです!謎のプレイでした。

 

皇驪ルートをプレイしていて思ったのは、皇驪が全く落ちないのでシリーンも悩んで悩んで、それでまた挑戦して…っていうのを繰り返しているんだけど、希驪がそんなシリーンをみて、自分が依頼したってわかっているんだけどヤキモチ妬いてしまうのが切ないし、めちゃくちゃドキドキしたー!

これはクリアした後のトライアングルも楽しみだ!早くやりたーい!って思ってしまいました。

 

何をどうしても、ずーっと憧れの白娘子には触れられない…。という態度を取られてしまい、シャナーサ王国での滞在期間も終わりが近づいてくるなか、最後の最後に皇驪はシリーンの名前を呼んで想いを告げてくれるんですよね…。

白娘子として接されていたと思っていたけれど、実はきちんとシリーンを見てくれていたんだという事を最後の最後で知ったところで任務も終わりを告げてしまいました。

お別れの時に、シリーンが告白には答えられないし、一緒に行けない事を告げに行くんだけど、ツライ返事をシリーンには言わせず、先に言い出す皇驪にとても悲しくなりました。心が痛いよ。つ、つらい…。

 

その後、自分の息子を騙した!とお怒りの、兄弟のお母様(皇后様)にシリーン拉致られて、鱗帝国へ連れていかれてしまうんだけど、どこでまさかの皇驪……。

そ、そこでなのかー

薬の手を借りた感が拭えないんだけども、どうしようもなかったんだってわかるけども、突然過ぎてビックリしました…。が、そうでもしないとキッカケもないし、この流れは仕方なかったのかな。

二人想い合って結婚。

息子をとられてお怒りの皇后様が、シリーンの命をこれでもか!っていうぐらいに狙ってくるんだけど、皇驪が片時も離れず守ってくれるんですよ!

最初なんでこんなにベタベタなんだろう?新婚ホヤホヤだからかな?とか思ってたけど違かった!途中で気付いたよごめんなさい。

皇驪がべったりと寄り添っていれば、シリーンの身を守れるという皇驪の抵抗でした。

 

後宮の闇を暴こうとする流れでは、皇驪がシリーンだったらこの闇を気付いてくれるはず…と望みを持っていた。という事を打ち明けられて、結婚も少し利用した部分がある事を否定出来ない様で、申し訳なさそうに告げられました。

でも、これっていつからそう感じていたんだろ??鱗帝国に来てからだよね??

話を進めていくと、シャナーサ王国の頃からそう感じていた様で…

皇驪…ただものではないよ!!

この場面で、本当に皇驪が人の上に立てる人だ!と確信したというか、ただの白蛇伝ヲタクじゃないってい事を再確認しました。

いや、今までもただののほほんとした天然さんではないっていうのは、気付いていたけども、シャナーサからシリーンの素性をなんとなくは気付いていたってことですよね。

す、すごいよ皇驪。

 

皇驪がシリーンの誘惑にも屈さなかった理由もわかった。

白蛇伝が愛読書になった訳も。

 

そして、後宮は闇が深かったです。

一夜をプレイ済みなので、ああここか…。っていうのは察しました。

それにしても、話は最終的にはまとまったけども、皇后様って罰せられないのかな??

このまま隠居して普通に暮らしていくの?そこら辺が描かれていなかったんだけども、他人の人生そこまでしておいて、納得できなーい!と思ってしまいました。

ごめんなさい。

 

皇驪は皇帝になっても、皇驪らしくシリーンを愛していて、そこがとても微笑ましかったです。

自ら描いたシリーンの団扇とか…♥

本当に皇驪らしい!

 

鱗希驪

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へぇ……。随分な自信だね。 じゃあ試しに俺のこと誘惑してみせてよ。 君はどんな風に俺のを本気にしてくれるのかな

 ↑こんな事言っているので相当な自信があるんだろうな…と思っていたけど、少し違った!

 

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皇驪をプレイしていたら、希驪とても気になってしまい早く攻略したかったのですが、ようやっと希驪も2重スパイも見てきました。

 

第二夜の話は、希驪自身からの依頼で「本の中の登場人物を愛している兄の目を覚ましてほしい」という事から始まるんですが、皇驪を誘惑していくシリーンを間近でみていくにつれ、自分がシリーンに夢中になってしまっていた希驪の葛藤がドキドキしたし、切なかったし苦しかったです。

 

希驪の最初の印象としては、こんな依頼をするぐらいなので、実は兄弟そんなに仲良くないのかな?

表面上は仲良くみせかけて、実は王座争いみたいなのをしだすんだろうか?と考えていたんですが、そんな事はなく兄弟本当に想い合ってて仲が良かった事にはとても安心しました。

一応王の座を狙うというぐらいに大げさではないんですが、国を代表して各国の次世代の首脳となる人物が集まる会議で、兄が白蛇伝に出てくる白娘子とシリーンを混同するぐらいボンヤリしてしまっているので、それを心配している様子と、いざとなったら自分がフォローしなければ…という思いはあった様です。

でも、それでも皇驪はしっかりとした発言をするんですよね。

自分が今まで見てきた兄とは全く印象で、各国の代表と会話をする様子を目の当りにし、心配損だった。そして自分が出る幕ではない…と少し落ち込む場面もあって、心の底では皇太子の弟という位置付けをストレスに感じている部分もあったんだなーと感じました。

 

さて、恋愛面!

もうほんっとうに気持ちを素直に熱く伝えてくるキャラクターで、このもどかしい感じにキュンキュンしてしまいました。

シリーンの気を惹きたい。でも、こっちを全然見てくれない。

皇驪とキス(実際してない)している場面を見てしまって「なんで!?なんで俺にはダメだって言ったのに、皇兄とは良いの!?」なんて気持ちぶつけてくるシーンも萌えた!

見た目とは違ってカワイイ…♥

シリーンも、犬をよしよしするみたいに対応するので、シリーン自身も言っていたけどワンコでした。しかも、大型ワンコですよ。

シャナーサ王国滞在の最後の夜も、皇兄と一緒に過ごさないで!ってお願いしてくるところなんか…可哀想に思えた。

本当にシリーンの事が大好きなんだなぁって…。

 

シリーンへの気持ちを打ち明けても、シリーンが闇の世界で生きる商売を続けてきていた為か、幸せにはなってはいけないという考えを持っていて、なかなか想いに応えてくれないんですよね…。

それでも、一人シャナーサへ残って毎日毎日シリーンとデートして自分の本気の想いを伝えてくるんですが、希驪が本当に純粋で優しいので余計に自分とは釣り合わない…ってシリーンは感じてしまい、心の中では気持ちが動いているんだけども、ダメだってブレーキかけているのが見ていて辛かった。

 

その後美蘭が自殺未遂をしてしまったという一報が入り、希驪は帰国するんだけども、もう本当に帰国してすぐの時期に店主から「希驪の血は特別だから希驪を連れて帰ってきてほしい」とのお願いが…。

なんかめちゃくちゃ行きにくないですか??

一旦別れたのにすぐに会いに行く(自分から)っていうのが少し可哀想ですよ…。

 

鱗帝国へ場面が移ってからは、希驪の事を好きな美蘭に嫉妬されて命を狙われまくるっていう流れです。

美蘭に刺されたシリーンを、つきっきりで必死に看病する希驪

早く治ってほしいっていうのと、好きだから触れたいっていう気持ちが爆発しそうな様子をみているのは楽しかったです。

まだ気持ち通じあってないけど(シリーンは承諾していないから)看病だから必然的にずっと一緒にいなくてはいけなくて、そうしたら気持ちも高まってしまうんでしょうね。

希驪めちゃくちゃ頑張ってた!っていう印象は持ちました♥

 

シリーンは自分の傷が治って、改めて希驪と向き合います。

店主の依頼があって希驪に会いに来た事や、今までの過去の仕事の事を打ち明けても、それでも愛してくれる希驪と、ついに!ついに気持ちを交わす事が出来ました。

長かったよ、本当に長かったよー

あなたちもう好き同志じゃん!早くくっつけばいいのに!と思っていたけども、シリーンとっては店主様は絶対的な存在だったんですよね。

店主様に命を助けてもらった過去もあるし、裏切れない…。そんな葛藤と、前半にも述べていた様に、全てにおいて真っ直ぐな希驪とシリーンとでは住む世界が違い過ぎる…と思っていたからなかなか一歩踏み出せずにいたんですよね。

想いが通じた解放感で、これでもか!っていうぐらいにシリーンにがっつく希驪も凄かったです。

 

そして、希驪のお母さん。

母が居た後宮での対応や、希驪が幼いころ体調が悪く病弱だった事(たぶん毒)そんな事までされてもまだ皇帝や皇后を悪く言わない母に、怒りをおぼえていた事や、母の死の真相など、自分の生い立ちと向き合う話もありました。

希驪のお母さんが、どうして死んだのか。

皇后の事をどう思っているのか。

自分の事は愛してくれていたのか。など、日記で明らかになる真実もあり、希驪が考えていた様な事は決してありませんでした。

 真実を知っても、もうお母さん居ないですからね。悔やんでも気持ちの向ける場所がない。

知らないままで過ごして、事実と違う事を信じていて…真実を知る事はとてもツライ事だったと思うけども、今はシリーンが傍に居ますからね!だから向き合う事が出来たのかな…と思いました。

 

そして焼け爛れた美蘭ちゃんの立ち絵が本当に凄かった。

いや、そこまで演出するのか?っていうぐらいに本当にやけどしてたので…。包帯的なもので誤魔化しても良かったのかも。

 

皇驪が皇帝になった鱗帝国。

このゲームやってて本当に兄弟の絆感じたし、王の教育をさせてもらえなかった希驪も、これから希驪なりのやり方で皇驪を支えていくんだ!っていうのがわかる良いエンディングだった!

そして、皇驪がシリーンをまだ好きだっていうのをアピールして希驪があたふたするのも楽しかったです。


PC(Windows専用)「蛇香のライラ ~Allure of MUSK~ 第二夜 アジアン・ナイト」オープニングムービー