ついに最後の2人です。本当にサクッと出来たゲームでした。
柳 遼太(伊藤 健太郎)
5人目の攻略キャラクターです。
OPで流れるムチ的なものを持っているイラストが好みだったんですけど、この先生どんな感じで豹変するんだろう?って楽しみにしていました。
優しいし爽やかだし、普通にカッコいい感じ。落ち着いた大人な先生ってイメージでした。
他の先生と同じように、ヒナちゃんは授業でわからない箇所を教えてもらいに公民の準備室へ行くんだけど、先に先客が居たんですよね。その子が帰る時に少しブラックな部分を出していたので、え??もう?なに??って思ってしまいましたが、そのせいもあってか、きっと表では良い人やってて、実はブラックな部分を持ち合わせていたりする??と予想しながらプレイしました。
わりと準備室の鍵をかけるのも気になった!これは何故だ!
今回の特別指導は、ヒナちゃんのスカートの丈が短かったのと、寝癖を直す為に整髪料を使用したのが検査でバレてしまっての特別指導でした。
柳先生は特に反省文書かされるわけではなく、クズだとメチャクチャ罵られ、指導って感じがあまりせず時間的にはそんなに長くは感じなかったかなー
「弱者と強者」という理論を持っている柳先生は、特別指導を受けたヒナちゃんは弱者という位置づけで考えていて、校則を破ったという負い目もあるので、それを上手く利用していく様になります。
公民の授業のお手伝いという名目で、わざと重たい荷物持たせたり、落ちたものを拾わせたり。
それを楽しんでいる感じ。
それがねー陰湿ではあるんだけど、もう好きな子を苛めてる様に見えてしまって私はちょっとニヤニヤしながら進めていました。
家庭科の授業で作ったお菓子も持って行っちゃう所とかね!
話を進めていくと、同じ学園の生徒に苛められる様になってしまい、少しずつ様子がオカシクなっていくんですが、それを柳先生も薄々感じていくんですよね。
何があったか聞いても教えてくれないし「大丈夫だ」と答えるヒナちゃんに徐々にイライラしつつも気に掛ける様に。
どうも、自分の所有物を先に壊されるのが納得いかないとの事で、本当に柳先生らしい考えでした!
屋上へ助けに来てくれるのも、柳先生らしかった。
ヒナちゃんが閉じ込められてしまっているのも、手紙を拾ったから知っているはずなのに、暫く助けにいかなくて焦らすっていうのがね…。
こういう事をした奴らに罰を与える為に、弱者と強者の危険な理論を持ち出してくる柳先生と、ヒナちゃんのせめぎ合いが見られる重要なシーンでした!
柳先生は、バッドも強烈だったけども、恋愛エンドが印象に残ったかなー
なんか危険な香りがプンプンしつつも幸せそうで良かった!
他の先生って過去に何かがありトラウマがあったりて、特別指導にも影響してくる人が殆どだったんだけど、柳先生ってもう性格というか思想っていうか、そのものがヤバいんですよね。
そんな先生の共犯者になりたい!と言ってついてくるヒナちゃんがカッコよくて惚れた!この男を射止めたヒナちゃんに拍手したいです♥
そして、そんなヒナちゃんを柳先生が大切に扱っているのがわかって嬉しかった。
東條 海里(日野 聡)
ラストのキャラクターです。
柳先生とは幼馴染の様ですが、歳は一緒ではないんですね。
ご近所だったのかなぁ。
美術の先生で、話し方も穏やかで落ち着いた雰囲気の先生です。
キーホルダーをつけてきてしまった。そして学校の帰りに寄り道してしまったという理由で校則違反をしてしまいます。
特別指導室へ向かうと東條先生が居るわけですが、こんな特別指導間違っている!とヒナちゃんが意見すると、自分が理事長だという事を打ち明けられました。
こういうカミングアウトなのかー
何故このような厳しい校則を作って生徒を縛る様な事をするのかなぁと思っていたんですが、シナリオを進めていくとどうやら東條先生は美しいものが好きで、美しいものしか認めないという思想の持ち主…でした。
校則を破るような生徒は美しくない。
それなら校則を厳しくしよう。それを破ったら厳しい指導をしよう。厳しい指導をすれば破る生徒も居なくなる。そんな考えで作った様です。
柳先生と同様、ちょっと捻くれた考えを持っている人ですね…。
でも、だから美術の先生なんだーと納得しました!美しいモノづくり系ですね。
最優秀模範生徒にヒナちゃんをターゲットにしていく流れなんですが、ハサミが…。
イラストでハサミ持ってるものがあると思うんですが、私お仕置きか何かで使用するものだと思ってたんですよね。このゲーム相当怖いぞ…って予想してたんですが、どうやら髪の毛カットでの使用でした。良かった…本当に。
先生の落ち着いた様な指導は一見易しそうにみえるけども、圧感じるというか…覚えないとまずい!!きちんとした生徒にならないとダメだ!と思わせてしまう様子が窺えて少し心配にはなりました。
案の定、模範生徒にしていく過程で、ヒナちゃん自身はきちんとマナーや知識、言葉遣いなど身につけていっているのですが、何か足りない…と気付く先生。
東條先生…人間を扱っているのに「つくる」っていう言葉が合うぐらいにヒナちゃんを「物」みたいに扱っているんですよね…。
理想の人形が欲しいの?っていうぐらいに…。
ヒナちゃんが足りないものは何で、無くなってしまったのは何なのか。
ヒナちゃんの自然な笑顔をみてこれが足りなかったんだと気付く事が出来ました。
東條先生はすべてのエンディングが印象に残ったかなー
エンディングは印象にのこったけども、一番衝撃をうけたのはイメチェン。
自分がヒナちゃんの理想の生徒を作りたい笑顔を奪って彼女の笑顔を奪ってしまった事に気づいて、バッサリ髪の毛を切ってくる先生。
色々なものを落としてきた!って感じがしました。
本当にさわやかになっていた。眼帯もなくなっていたよー
個人的にはあまり響かなかったキャラクターだったんだけど、日野さんの病んだ先生のセリフを聞けたのはありがたかった!!
本当に依存して病んでて日野さんの演技最高でした。
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